violinist掛橋佑水[ヴァイオリニスト かけはしゆみ]のライナーノーツ

ドピュッシー / ヴァイオリン・ソナタ

2013年11月29日

ドピュッシー(1862~1918)●フランス

ドピュッシーは学生時代からヴァーグナーに傾倒した時もあったが、やがて異質な個性を感じ離れていく。
又1889年万国博覧会で、安南、カンボジア・ジャワなどの音楽を聞き、それらの形式の自由さ、リズムの新鮮さ、旋律の異国的な魅力に強い感銘を覚えたようで、彼の作品は大きな影響を受けた。
又フランスの絵画からの影響も、画家が色のタッチを変えるような彼の作曲手法にあらわれている。

友人の作曲家ショーソンなどから経済的支援を受けつつも独自の音楽語法やスタイルを模索し続けたドビュッシーは、ついに印象主義という新しい語法を確立するのである。
彼は晩年6曲からなるソナタ集を書く構想をたてたが、1915年第1作(Vc・Pf)、さらに第2作(Fl・Va・Hrp〉を完成したところで癌に倒れ、1916~17年にかけて書かれた第3作ヴァイオリン・ソナタが彼の最後の作品となった。

  • 第1楽章:アレグロ・ヴィーヴォ
  • 第2楽章:間奏曲ファンタスク・エ・レジェ (気まぐれで軽快に)
  • 第3楽章:フィナーレ・トレ・アニメ(非常に快活に)