violinist掛橋佑水[ヴァイオリニスト かけはしゆみ]のライナーノーツ

プラームス / ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品100

2013年11月30日

プラームス(1833~1897)●ドイツ

プラームスのヴァイオリン・ソナタは第1番がオーストリアのペルシャッハで作曲され、第2番と第3番はスイスの保養地トゥーンで書かれた。
この土地はトゥーン湖畔にあり、夏は涼しく静かでアルプス連峰が見える雄大な風景の町。彼はこの地が気に入り1886年53才の頃から毎年夏になると訪れては名作を書いたのであった。

この第2番は3曲の中でも最も幸福感にあふれたものとなっている。

  • 第1楽章:アレグロ・アマービレ。
    ソナタ形式をとりヴァイオリンとピアノの対比と協調の豊かさが印象的。
  • 第2楽章:アンダンテ・トランクイロのゆっくりした部分とヴィヴァーチェの速いスケルッオ風の部分との交代が曲に起伏をもたらしている。
  • 第3楽章:アレグレット・グラツィオーソ。
    のびやかで雄大、力感にあふれた気迫のこもった終曲をなしている。