violinist掛橋佑水[ヴァイオリニスト かけはしゆみ]のライナーノーツ

UGENE ESAYE / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 2・4番

2013年12月2日

UGENE ESAYE(ウジェヌ イザイ)(1858-1931)●ベルギー

<<生い立ち>>

大ヴァイオリニスト。
同じく偉大なヴァイオリニストの、ヴィニアフスキーや、ヴュータンに教えを受けている。(この時ヴュータンは中風の為ヴァイオリンを弾けなかったが、とても有益なレッスンを受けた)

独奏会で腕前を認められ、オーケストラの独奏者兼コンサートマスターに招かれ1年間勤めた。
その後5年間は、ヨーロッパ各地を演奏旅行。
次の11年間はブリュッセル音楽院の教授になり、イザイ管弦楽団を作り自ら指揮をした。

そして、その後は、演奏活動を精力的に行った。
(また作曲、指揮の仕事もしていた。)

晩年は重い糖尿病の罹り、片足を切断し演奏もできなくなり、貧困と失意の中、亡くなった。。

<<演奏家>>

彼の演奏は音楽の洞察が深く素晴らしい演奏をした。

曲の深い情緒内容を探り当てるのに大きな努力を払い詩的で豊かな感情を表現する演奏。
特にフランス、ベルギー等の作曲家の作品を演奏したにが認められ、多くの作曲家から、ヴァイオリン曲を、捧げられた。

フランクのソナタは、イザイの結婚お祝いに書かれた。
弓の持ち方が独特な為、(小指を使わない)確固だった技術も衰えが早まった。

<<作曲家>>

無伴奏ヴァイオリンソナタは、バッハ以来 ほとんど作曲する人がいなかったが、イザイは晩年(1924)、シゲティが演奏したバッハの無伴奏ソナタに感銘し、6つの無伴奏ヴァイオリンソナタを作曲した。
それぞれが、シゲティ、クライスラー等の、当時の素晴らしいヴァイオリニスト達に捧げられた。