violinist掛橋佑水[ヴァイオリニスト かけはしゆみ]のライナーノーツ

モーツァルト / ケーゲルシュタットトリオ

2013年12月12日

ヴァイオリンとヴィオラ、ピアノの為の三重奏曲 変ホ長調 作品498
「ケーゲルシュタットトリオ」

原曲はクラリネットとヴィオラ、ピアノで、ヴァイオリン、ヴィオラとピアノの組み合わせのレコーディングは貴重な2枚のみ。

1786年(30歳)、「フィガロの結婚」初演成功したが、その後の再演を阻まれたり、生活にも経済的陰りが見えてきた頃だが、作品の上では充実し、室内楽の一つの頂点とも言われるこのトリオ作品を作曲した。

アンダンテ、メヌエット、ロンドという珍しい3楽章からなり、不思議に抒情的な気分を持つ作品。

弟子のピアニスト、フランチェスカの為に、ボーリング遊びをしながら書いたということで、ボーリング場トリオ(ドイツ語で、ケーゲル=ボーリング、シュタット=場)と呼ばれている。