violinist掛橋佑水[ヴァイオリニスト かけはしゆみ]のブログ

合わせる

2003年10月29日

ヴァイオリンは一人で演奏する事が、あまりない楽器なので、合わせるという事の意味を大切にしないと、大変です。

合わせの仕方も、音楽の強弱記号等は、表面上の事?というか、作曲者が、その音楽を譜面に記する事ができるのは半分以下と言われています。
つまり弾き手によって、全く別の音楽になってしまう事がままある、という事で、意味は再現芸術。
作曲者が、レコーディングに立会い、自分の書いた音楽と良かれ悪しかれ違うこともあり、だったら・・とその場で書き直すこともあるそうです。

話がそれましたが、合わせにも、1回ごとに、違う音楽の流れを創る瞬間芸術タイプと、練習で隅々まで決めて、本番もそれ以外の事はダメ、というタイプもあります。
素晴らしい音楽性を持つ人と一緒の時は、その音楽を壊さず、いかに弾き易くしてあげられるんだろうか・・と考えながら弾いています。
そうする事で音楽ももらえるのではと思います。
又、音楽の違う人は、合わせつつ、いかに主張するか・・と。
めったにいませんが、センスの全く一緒の人と、どこまでも思いっきり合わせるのは、忘れられない幸せというか、奇跡ですね~。
どこかに埋めて無くしたと思っていた宝箱を見つけたような。
当然見つけたものは何とか掘り起こして開いてみたいとは思っていますが。

本当に耳の肥えた人でないと(でも?)、どの人が相手をどう考え、感じながら弾いているかなんて、聴いているだけでは、あまり分からないですね。